酒米成長記録③

更新日 2024.9.3

2024年7月25日頃(田植えから64日目)

■溝切(みぞきり)
田植えから2か月後、溝切を行いました。7月後半は中干しのタイミングとなります。
中干しのタイミングで水をしっかり落とすために、溝を切ります。「田面ライダー」というバイク型の溝切機に乗って田んぼに溝をつけていきます。中干し後、また水を入れて管理していくことになるため、このタイミングで溝を切っておくと、水の入りも良くなります。

(※)溝切
田んぼに溝を作り水尻(排水溝)に繋げる作業。溝切には主に2つの効果があります。効果① 排水しやすくすることで秋の収穫時のコンバイン作業を容易にします。効果② 土中のメタンガスなど有害ガスを抜くことで、根の養分吸収を促進させます。特に大きな田んぼは、溝を切っておくことで均一的な水管理ができるようになります。



2024年8月2日頃(田植えから72日目)

【第3回作見結果】
背丈は100cm近く伸び、茎数も最高分けつ期を過ぎ栄養を集中させるため、本数が少し減りました。
背丈:95.33cm 茎数:18本 葉色:4

2024年8月8日頃(田植えから79日目)

■穂肥(ほごえ)
8月上旬頃、稲穂の赤ちゃん(幼穂)が茎の中に形成され始めます。幼穂が確認できたら、穂に栄養をあたえるため、穂肥をします。幼穂が出ていない状態で穂肥をすると、背丈だけが高くなり倒伏のリスクを上げ、また茎に栄養を取られて実りにも影響が出るため、穂肥のタイミングを見極めることが重要となります。

2024年8月21日頃(田植えから92日目)

■出穂(しゅっすい)
ついに、出穂しました!!出穂とは稲穂の赤ちゃんが茎から顔を出すことです。そして、白い小さな花を咲かせます。ここから受粉し、お米が実っていきます。受粉の妨げにならないためにもこの時期は、田んぼの中にあまり人は入らないようにします。出穂後は光合成をし、穂に多くの栄養を送るために水が必要になってきます。そのため水管理が重要になってきます。また、ここから2週間は特に天気が大事になってきます。光合成をして養分を穂に送るためにも晴天が続いてほしいところです。

酒米成長記録②

更新日 2024.7.22

田植えから約2か月が経ち、水管理、草刈、追肥、溝切りなど細やかな管理のもと、すくすくと稲は成長しています。

2024年7月8日頃(田植えから47日目)

【第1回作見結果】(※)
背丈:47cm 茎数:20本 葉色:5

(※)作見:成長の具合を確かめる観察作業。作見では、①背丈・根の計測/②一株の分けつ数/③葉色を計測します。

7月中旬頃は、山田錦の葉の色が一番濃くなる頃です。カラースケールの値で、5~6の色まで濃くなります。その後葉色はだんだんと落ち着き、成長に伴い少しずつ黄緑色に薄くなっていきます。

2024年7月19日頃(田植えから58日目)

【第2回作見結果】
背丈:80cm 茎数:21本 葉色:4

作見の様子①
作見の様子②
作見の様子③
作見の様子④

酒米成長記録①
稲は順調にすくすくと育っています!

更新日 2024.6.24

2024年5月22日(水)北野エースの本部・店舗スタッフ
計11名で酒米の田植え体験をしてきました!

無事に田植えが完了!スタッフは慣れない作業で後日筋肉痛に悩まされました(笑)。現代では勿論機械を使っていますが、手植えの大変さを身をもって体感することができた、貴重な体験となりました!

今回植えた酒米を使ったお酒は12月中旬頃、北野エース各店舗(酒取扱い店舗のみ)で販売される予定です!発売までの間、稲の生育状況など、現地の様子をお伝えしていきます。続報を楽しみにお待ちください!